ごみばこ

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フリロク

フリロク4

フリオニールは愛用の武器を毎日手入れしている。いざという時に刃こぼれしていたり、斬れ味が落ちてたら意味が無いからだ。こうして夕食の後の時間を使って、自室で黙々と一つづつの武器を見ていると無心になれる気がしてフリオニールは気に入っている。今…

フリロク3

前回の一件以来、フリオニールはロックを意識してしまうようになってしまった。気が合うせいか共に行動する事も多く、周りからもペアで扱われるのが増えており、それはフリオニールにとって嬉しいような複雑な気分だった。ロックの方はと言うと、別段気にし…

フリロク2

仲間と合流してから数日。来たるべきスピリタス陣営との闘争の為に日々チームを分けて鍛錬を行っていた。本日はラムザ、エース、オニオンナイトの3人との手合わせだったが砂埃と傷でボロボロになったロックの姿を見るに負けたのだろう。木陰に座って大人しく…

フリロク1

マーテリアの導きによって異界に飛ばされたロックは1人のどかな草原を歩いていた。仲間もおらずあてもない、見知らぬ土地での探索だったが足取りは慣れたものだ。崩壊後の世界でティナ達とはぐれた時を思い出すな、と自然と笑みが洩れる。 「...それにしても…